ライセンス | SaaSおよびオンプレミス |
製品 | Assess、Protect |
製品カテゴリ | Javaエージェント |
サブカテゴリ | パフォーマンス |
本項の内容
Contrastエージェントを使用した場合に予想されるパフォーマンスの影響があります。環境準備の際や、ご利用の環境におけるパフォーマンスの低下がContrastエージェントによる影響の範囲内であるかを判断する場合などの参考にしてください。
メモリへの影響
- Assess:大抵 1.1倍〜1.8倍 → 対象アプケーションのヒープ領域最大使用率の1.8倍を準備すること
- Protect:+128MB
起動時間への影響
- 通常、2.5倍〜3倍
CPUへの影響
- 問題なし
レイテンシへの影響
- Assess:大抵 +50〜300ms → サンプリングを有効にして最適化すること
- Protect:大抵 +5〜50ms
サンプリングの設定
Contrastでサンプリングを有効にすると、繰り返しの解析を避けるようにリクエストが選択され、Contrastエージェントによる解析時のパフォーマンスの低下が軽減されます。サンプリングは、Contrast UI(Webインターフェイス)から有効にできます。
- 組織の設定 → サーバを選択します。
- サーバのデフォルト画面が表示されたら、パフォーマンス向上のためのサンプリングを有効にするのチェックボックスをオンにします。
- 基準、頻度、サンプル保持画面の値を入力します。参考値としてデフォルの値があらかじめ表示されますが、最適な値を設定してください。
基準:URLがサンプリングされたと見なされるまでに必要なURLの解析回数。URLの解析がこの回数に達すると、このURLに対する以降のリクエストに対してContrastはオフになります。
頻度:基準で指定した回数のサンプルが取得された後は、毎回N番目のリクエストのみを解析します。頻度には、Nの値を指定します。
サンプル保持画面:指定した秒数が経過すると、サンプリングはリセットされ基準サンプルが再度行われます。
サンプリングは、Contrastエージェントの設定オプションでも有効にできます。
YAML設定ファイルの例(基準は5、頻度は5、サンプル保持画面は180):
assess:
sampling:
enable: true
baseline: 5
request_frequency: 5
window_ms: 180_000
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